イノベーションキャンプと塩島
毎年開催されているMt.Fujiイノベーションキャンプ(通称イノキャン)にて、初回参加から4年越し3回目の出場である2020年、協創部門(現在のブースト部門)で最優秀賞の受賞。そこから運営として関わり、リアル開催やオールオンラインでのイノキャン運営、ありがたいことに、東北や埼玉の運営にも関わらせていただき、今年(2023年)6年目のイノキャンとなります。私が今の段階でイノキャンで成し遂げられなかったことは、1年目2年目に実施されていた青少年センターに参加者・メンター陣がみんな同じところに宿泊する合宿形式のイノキャンに参加できなかったことと、イノキャンの最高の賞とされている「アントレプレナーシップ賞」の獲得ができなかったことです。これは狙って取れるものでない分、私にとっての2名の先輩起業家に話をされるたび、心の底から羨ましいと思っています。
そんなスクーミーと私自身をつくってくれたイノキャンに感謝の気持ちを伝えたいという思いと、皆様に過去の参加者としての声を届けたいという2つの思いで、この度、弊社の月刊誌「KNOCK!!」でイノキャン特集を組ませていただきました。本来であれば、メンターや協創パートナーの皆様の話も掲載させたかったのですが、「4人?4人だけを選んでインタビューをすることなんてできない。全員に聞きたい。」という私の思いもあり、今回は、メンターや協創パートナーのみなさまの話は取り上げることができませんでした。次回はチャレンジしていきます。お忙しい中取材に応じてくださった、一般社団法人Mt.Fujiイノベーションエンジン代表理事岩崎様・山梨中央銀行頭取古屋様・イノキャンウィーク拠点の皆様・学生の皆様、ありがとうございました。
イノキャンで塩島が今後行うこと
これからしていきたいこととしては2つあります。
1つ目は「メンタリング」です。イノキャンはメンター陣が非常に素晴らしく、イノキャン期間中に何度も何度も心の支えになってくれる存在が多くいらっしゃいます。「元気にしているか?」「え、痩せた?」「スクーミーいいねえ」など声をかけてくださることはもちろん、事業の話やこれからの展開のことを相談させていただいたり、突然タックルをされたりすることはありますが(笑)、スタートアップの社長という立場にとってはすべてが嬉しいことです。そんな素敵なメンターさんや協創パートナーの皆様がいる中で、私は、やはり「事業の成功を成しとげていない者が、メンタリングはできないし、そんな人間に事業の話をされても響かない」という思いがあるので、メンタリングをできる立場にはまだなっていません。まずは事業を成功させ、そこで得られた知識をお世話になったイノキャンで素晴らしいメンター陣と共に参加者の事業のサポートができればと思っています。それまでは、イノキャンに参加したことのある運営者という立場で、運営や参加者のサポートを行っていきます。イノキャンでの立ち振る舞い方、発表に必要な装備品、マインド、メンター陣との関わり方。マニュアルに掲載されていないイノキャンの過ごし方を知りたい場合は、ぜひお声かけください。
2つ目は「更なるアップデート」です。関わる人が増え参加者の層も変わってきて、時代も変化している中で、イノキャン自体もどんどん変わっていく必要があります。もちろん核である「イノベーション」という部分は変わりません。それを取り巻く環境や見せ方などを更にアップデートしていきたいです。事務局長の戸田達昭さんがメンタリングに専念してもらえる環境をつくっていきたいと思います。やはり私を含む過去の参加者・メンターや協創パートナーの皆様とが一丸となり、イノキャンを愛する次の世代がつくっていくべきだと思います。私自身も「イノキャン運営やっている場合じゃないでしょ?自分の事業に専念しなさい。」と言われないよう、まずは成功をおさめ、イノキャンにより関われるようにしていきます。
今年(2023年)は記念すべきイノキャン開催10年目の年です。山梨大学が会場となり、多数のイベントに参加できるイノキャンWEEKが開催されるなど新たな体制でのチャレンジです。そして山梨で一番イノベーションが起きる場所イノベーションベースSoieがメンタリング会場として活用され、宿泊可能なテントも建てる予定です。更なる進化を遂げているイノキャンをぜひ楽しみにしていただければと思います。
株式会社スクーミー 代表取締役CEO
塩島 諒輔
毎年開催されているMt.Fujiイノベーションキャンプ(通称イノキャン)にて、初回参加から4年越し3回目の出場である2020年、協創部門(現在のブースト部門)で最優秀賞を受賞。
そこから運営として関わり、リアル開催やコロナ禍でのオールオンラインでのイノキャン運営、東北や埼玉での運営にも関わり、イノキャンとの関わりは今年で6年目になる。

