TSAに関わってくれている大学生の皆さまを代表して、2人の方にインタビューさせていただきました

山梨県立大学 国際政策学部 国際コミュニケーション学科 1年
山口 華乃 さん

 TSAの中で私が一番興味を持っていることは、子どもたちの学ぶ姿勢をどのように高めるのかということです。私は教員志望なのですが、生徒の学習意欲を高めることへの難しさを以前から感じていました。スクーミーの実践的な学びや、講師たちの楽しくてわかりやすい教え方は参考になることが多かったです。スタッフとして参加する中で、TSAに通う子どもたちの何事にも自主的に学ぶ姿勢にとても刺激を受けました。

 子どもたちはそれぞれ、さまざまな事情を抱えています。しかしそれは、学校の中で接するだけではわからないことが多いのではないかと思っています。子どもたちのバックグラウンドをしっかり理解せずに接してしまうことで、時には大人が悪影響を及ぼしてしまうこともあるでしょう。そうならないために、TSAのイベントに参加し講師たちの働きかけを見て勉強しながら、私だったら子どもたちに何ができるのかということを考えたいです。そして子どもたちと関わっていく中で何か課題を見つけ、それらを自分の問題意識とつなげて見るようにしたいです。TSAが終わった後、参加して良かったと言ってもらえるように、子どもたちと関わっていきたいと思っています。

山梨県立大学 国際政策学部 総合政策学科 1年
斉藤 香 さん

 いろいろな体験をすることで自分の経験や知識を増やしたいと思い、この活動に参加することにしました。TSAでは大学で学んだことを生かして子どもたちに何かを教えるというよりも、私自身子どもたちから気付かされることの方が多いように思います。このTSAを通じて、日頃の生活の中で些細なことに疑問や興味を持つようになりました。学びを深めるためには、自分事としてものごとを捉え、解決していくことが一番だと思います。

 TSAは多様な大人や自分とは年齢の違う子どもたちと関わることのできる貴重な機会です。それに加えて、一人ひとりが自分の個性を存分に発揮できる場だと思っています。多くの人と関わることは、つながりが広がるだけでなく、新しい考え方やいつもと違うものの見方ができるようになるきっかけを与えてくれるのではないかと思います。学習プログラムの中だけではなく、対人関係の中でも得られることが非常に多いのがTSAの魅力です。

 スタッフとして参加することで私自身も子どもたちから刺激を受け、お互いに学び合える関係を築くことができたのはとてもうれしいですね。これからもTSAの子どもたちの成長を見守っていけることが楽しみです。

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