地域課題を解決するためのデザイン思考とテクノロジー

山梨地域づくり交流センターにて、スクーミーのセンサーを使って、テクノロジーに触れる体験を行いました。

テクノロジーに触れる

 2023年5月20日に山梨地域づくり交流センターにて、地域課題解決基礎セミナーが開催されました。本イベントは地域の課題を解決したいと考えている人たちが集まり、実際に解決するためにチームをつくって事業を起こすことを目的にしており、今回はその基礎セミナーとしてテクノロジーに触れるという体験をスクーミーが講師となって行いました。参加者はスクーミーのセンサーを使って、グループでゲームを考えました。

グループでアイデアを考える

 本イベントは、「デジタルに触って遊んでみよう」というテーマのもと、テクノロジーに触れる機会を持ってもらい、それを使ってゲームを考えるという内容でした。

 冒頭は、スクーミーのセンサーの使い方を学びました。今回はプログラミングをする時間はなく、あらかじめプログラムの入ったボードを使い、センサーの動きを確認しました。普段、私たちの身の回りには色々なセンサーがあります。しかし、そのようなセンサーが手元にある状態はなかなかありません。目の前でセンサーに触れるという体験は大人の方にとっても新鮮で、新たな経験になりました。

 後半は、センサーを使ってチームでゲームを開発しました。「センサーを使う」、「2人で遊ぶことができる」、「勝敗がつく」という3つの条件の中で楽しめる遊びを考えました。最初はアイデアを出すことが難しい様子でしたが、グループで活動したことで議論が生まれ、アイデアが発散されました。最終的には全てのチームが時間内にゲームを開発することができました。

 参加者はそれぞれ解決したい地域の課題を持っています。その解決策として「テクノロジー」という選択肢を与えることができたのではないかと思います。

廃材を使った工作

 開発したゲームの中には、射的のように的を射抜くゲームや、ビーンバッグのように穴にボールを入れるゲームがありました。それらのゲームの工作は全て、捨てられるはずだった廃材を使ってつくられました。形の整っていない捨てられるはずだった段ボールや紙コップ、木の端材を使って工作をすることで、発想力も十分に身につけられたと思います。

主催者の宇佐美様に聞いてみました!
今回のイベントの意義と感想を教えてください

 今回は3時間のセミナーでしたが、頭で考えて、手を動かしてあっという間でした。普段の生活の中でテクノロジーを使うことはもちろん、ゲームを考えることは滅多にありません。普段使うことのない脳みそを使った気がします。このようにテクノロジーに簡単に触れることができると、自分でもつくることができるのではないかという自信にも繋がります。これらの経験が、地域の課題を解決する上で1つの選択肢になればと思います。

 課題と感じていることがある人はたくさんいると思います。そのような人たちが集まる場を私はつくっていきます。その中で、スクーミーのような課題を解決するための簡単で便利なツールがあると、新たな選択肢を与えることができます。テクノロジーを用いて課題を解決していく人たちを支援する企業や自治体を増やしていきたいです。

 今回は、大学生から大人までの幅広い人が参加してくれました。異なる年代の人との意見交換をすることで、自分にはなかった課題に対する見方に触れることができます。私たちだけでなく、高校生や大学生など若者の意見や思いを聞きながら、様々な年代の方々と協力して課題を解決していけるような山梨県をつくっていきたいです。

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