スクーミーコンテスト 葉月杯(2022年8月14日)

地球温暖化をはじめとする環境問題の現状を知り、持続可能な社会の実現に向けて、「今」自分たちができることを考えて、センサーを開発し、発表をしました。

「今」自分たちにできることを考え行動するコンテスト

 2022年8月14日に山梨県のラザウォーク甲斐双葉にて、葉月杯を開催しました。

 葉月杯は、「ぼくたちの地球は、ぼくたちが守る」というテーマのもと、今日深刻な問題として叫ばれている環境問題について、「今」自分たちはなにができるのかを考えて、プログラミングをすることによってセンサーを開発し、発表するコンテストです。

 本コンテストには、全国から8名の小学生が参加しました。

子どもたちは大きな一歩を踏み出せた

 自分で課題を見つけ、テクノロジーを用いてその課題を解決し、発表をするという経験は、子どもたちにとって貴重な経験だったと思います。本コンテストでは、近年ますます話題となっている地球温暖化について、小学校で必修のプログラミングを活用しながら、実験や調査を行いました。実験や調査結果をもとに、実際に地球温暖化を防ぐために自分ができることを考えてレポートにまとめるので、「自分で調べる・考える・行動する」というサイクルを通し、世界の問題を自分ごとに捉える視点と、身の回りのできることから行動しようとする姿勢を育むことができました。

 コンテストを通じて、センサー開発や発表をすることで、自分の考えや経験を表現することができました。新しい価値を見出し、自分を表現する場としても葉月杯は子どもたちの成長の場になったと思います。

 葉月杯を通じて、子どもたちは、自分でできることを考えて行動に移すことができました。地球規模で考えると、小さな一歩かもしれませんが、環境問題について考え行動したことは、彼らにとっては大きな一歩であったと言えるのではないでしょうか。

自分の考えや思いを表現する場で成長した

 葉月杯では、センサーの開発だけでなく、課題の発見から解決までの過程を発表する機会もありました。自分の考えやセンサーについて、聞き手にわかりやすく伝えることに苦労しましたが、何度も練習をし、本番では全員が堂々と発表することができました。

 発表する機会は、自分の考えや想いを表現する場として子どもたちにとって必要なものだと考えているので、今後もこのような場を設けていきます。

保護者の方に聞いてみました!
葉月杯を通して、お子様はどのように成長しましたか?

 葉月杯は環境問題がテーマであり、最初は「子どもには難しい」という印象を受けました。しかし環境問題に関するクラスがあったり、アイデアやプログラミングに関する相談をクルーの皆さんが受けてくださったので、自分の力でセンサーをつくり、発表することができました。

 ほとんど親の力を借りず、自分の力でプログラミングをしたり、工作をしたりしていました。センサー開発では、毎日失敗してくじけそうな時もありました。しかし、スクーミーワールドでクルーの皆さんからアドバイスをもらい、諦めずに取り組んでいました。

 学校ではレポートを書く機会もほとんどないので、発表資料の作成には苦労していましたが、この葉月杯を通して自分の考えをまとめる力もついたと思います。

 息子は内気な性格で、失敗を恐れて行動できないことがありましたが、クルーのサポートや仲間がいてくれるおかげで、「とりあえずやってみよう!」と行動を起こすようになりました。葉月杯でセンサーをつくる際に何度も失敗して、試行錯誤して成功した達成感が彼をそうさせたのだと思います。

葉月杯2022最優秀賞のスクーマーズのひとこと

 家の近くの川が汚れていたので、川のゴミを取るセンサーをつくりました。何度も試行錯誤してやっとつくることができたセンサーで、最優秀賞を受賞できて嬉しかったです。

とっきー(東京都に住む小学4年生。剣道と囲碁を頑張っている。)

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